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Channel: 新・むかごの日記
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コウホネ:河骨(名前の由来)

冬の間水を干している公園の水生植物園に、コウホネ:河骨(スイレン科コウホネ属)の根っこが露出していました。 和名は、この横に這う太くて白い地下茎の形が白骨のように見えることからきています。 浅い沼地に生える多年草で、黄色のお椀状の花が涼やかで観賞用にも栽培されます。 干上がった園地で奇妙な形の根を見て、図らずも名前の由来に納得していました。

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コオニタビラコ・小鬼田平子(さまよえる名前)

近所の田んぼに珍しくコオニタビラコ・小鬼田平子(キク科ヤブタビラコ属)が一面に生えていました。 春の七草の“ほとけのざ”はこのコオニタビラとされています。これにはこの草にとって少しかわいそうな名前の変遷があるようです。...

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ヒメナズナ:姫薺(よく見れば4弁花) 

伊吹山登山口の駐車場付近の広場にヒメナズナ:姫薺(アブラナ科)が一面に生えてました。 よく見ないと見落としそうな小さな草でしたが、ロゼット葉、8弁に見える花、それに楕円形の果実までつけています。 ヨーロッパ原産で、北アメリカやオーストラリアにも帰化しているロゼット状の越年生の草本で、楔形の根生葉は全円または粗い鋸歯があり、小さい毛があります。...

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イヌノフグリ:犬の陰嚢 (さすが本家はリアル)

伊吹山の登山口付近でイヌノフグリ:犬の陰嚢(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)に初めて出逢いました。本来日本のどこでも見られたというイヌノフグリですが、最近はもっぱら外来のオオイヌノフグリ、タチイヌノフグリや、明治以前の渡来植物であるフラサバソウなどに押されて、今では山間部に行かないと見られないほどの珍しい植物になっています。...

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イヌナズナ:犬薺  (本当に役立たず?)

花見に行った伊那谷の道端のあちこちに、タネツケバナにまじって、よく似ているが、関西ではあまり見かけない黄色い花をつけた草を見かけました。 案内をいただいた、大阪からIターンして、伊那に住まわれているという自然に詳しい方から、イヌナズナ:犬薺(アブラナ科イヌナズナ属)と教わりました。...

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ミツバツツジ:三葉躑躅(地方名無しの本家?ミツバツツジ)

遅い春の伊那谷に桜にまじって咲いていたのがミツバツツジ:三葉躑躅(ツツジ科ツツジ属)でした。 このミツバツツジの仲間は、外見はみな同じように見えるので、ツツジ科のなかでも最も分類が難しいとされ、分布、腺点、毛の有無など細かい点で見分ける必要があるといいます。...

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オノエヤナギ:尾上柳(駒ケ根の川岸で) 

春まだきの駒ケ根高原大田切川の遊歩道を歩いていますと、あたりはまだ冬樹の姿の中で、何本か、ひときわ目立つ薄黄色い花をつけた木がありました。花は花でも柳の雄蕊穂のようです。 案内していただいた地元の森林インストラクターのかたの話では、遠くて確かなことはわからないがオノエヤナギ:尾上柳(ヤナギ科ヤナギ属)ではないかということでした。...

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カスミザクラ:霞桜(霞んではいない)

能勢妙見山のケーブルを上がったところに、いろいろな山の桜が今満開です。 なかにも一帯に群生するエドヒガンは「黒川字奥瀧谷のエドヒガン群落」として川西市指定文化財(天然記念物にしてされている旨の教育委員会の看板がありました。 ヤマザクラやエドヒガンにまじって、白い花をつけている立派な桜があります。幹にはカスミザクラ:霞桜(バラ科サクラ属)の札がかかっていました。...

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トウダイグサ:燈台草(燈台とは昔の灯明台)

トウダイグサ:燈台草(トウダイグサ科トウダイグサ属)は、日当たりのよい道端や、畑、土手などに生える2年草で、トウダイグサの名は、全体の姿がむかし明かりをともすのにつかった燈台(灯架)に似ていることからきています。 高さは10〜30?になり、茎や葉を切ると白い乳液をだし、有毒植物です。...

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キシダマムシグサ:岸田蝮草(おなじムロウでも違う品種)

熊野古道紀州路の広川町から御坊道成寺までの路端で、あちこちで葉に斑が入ったマムシグサを見かけました。マムシグサは地方によって変種が多く、いろいろ名前がついた品種があると聞いていましたので、和歌山とマムシグサをキーにネット検索したら、キシダマムシグサ:岸田蝮草(サトイモ科テンナンショウ属)というのが出てきました。...

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ヒカリゴケ:光苔(石垣の奥にかすかに光る)

参詣客でにぎわう駒ケ根市光前寺の参道の石垣の間に珍しいヒカリゴケ:光苔(ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属がありました。1科1属1種の原始的で、かつ貴重なコケ植物だそうです。その名が示すように洞窟のような暗所で金緑色(エメラルド色)に光ります。...

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ツリガネカズラ:釣鐘葛(カレーの匂いの) 

観察仲間と河川敷公園を歩いていて、帰り際カレーを食べに行こうというので、不審に思いながらついてゆくと、橙黄色の花をつけたつる植物のところへ連れてゆかれました。 どうやら高速道路の壁面などによく這い上がっている植物のようです。 アメリカ中南部原産のノウゼンカズラ科の蔓性低木で、...

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オランダフウロ:和蘭風露(林立する尖塔)

空き地にたくさんのオランダフウロ:和蘭風露(フウロソウ科フウロソウ属)が咲いていました。 ヨーロロッパ、南北アメリカ、中近東、ヨーロッパ、アジアなどに広く分布する越年生草本です。江戸時代末期の嘉永年間に観賞用に輸入されたといい、今では全国各地の道端や畑の周辺に散発的に見られます。...

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オキナグサ:翁草(白髪の老翁) 

以前はあぜ道などでよく見られたが、最近は激減して滅多にお目にかかれないというオキナグサ:翁草(キンポウゲ科オキナグサ属)(06年4月24日記事参照) の、名前の由来という老翁の白髪のような、果期のオキナグサを見たのも、やはりある薬科大学の薬草園でした。...

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ツルウメモドキ:蔓梅擬(果実は目立つが)

ツルウメモドキ:蔓梅擬(ニシキギ科ツルウメモドキ属)の花が咲いています。 南千島から日本全土、朝鮮、中国の山野に分布するつる性の落葉高木で、茎は左巻きで長く延び、他物に絡みつき相当高いところまで上ります。 雌雄異株で、5〜6月緑色の花をつけます。花は5数性で、花盤が発達し、雄しべは花盤上につき、雌しべは1個で花柱は3裂し、宿存します。(写真は雌花)...

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カワジシャ:川萵苣(2文字で異なる希少種と有害種)

滋賀県安土の側溝でカワジシャ:川萵苣(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)を見かけました。 外来の近縁種であるオオカワジシャはよく目にしますが、在来種のカワジシャを見るのは初めてでした。 川や溝のふち、たんぼのあぜなどに生える年草で、若葉がチシャに似ていて食用にされるのでこの名があります。...

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カミツレ (大花園は自生) 

万博公園花の丘のポピー畑のあとが、こぼれ種による自生のカミツレ(キク科シカギク属)で一面覆われています。近づくとハーブの香がただよっていました。 カモミールとも呼ばれるヨーロッパ原産の1年草で、あちらでは古くから薬用として利用されてきました。乾燥した頭花に熱湯を注いだお茶は、鎮静、発汗、解熱などに効果があります。...

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ヤグラネギ:櫓葱(どこを食べる?) 

近くにある薬科大学の薬草園見学の際、お土産としてもらったヤグラネギ:櫓葱(ユリ科ネギ属)の苗を、プランターに植えて見守りましたが、一向に櫓のような形にならないので、薬味にして食べてしまいました。 近くの畑の側を歩いていると、変わった形の葱があります。ヤグラネギとはこのことかとやっとわかりました。...

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オオカワジシャ:大川萵苣(根絶やし難しい特定外来植物)

5月27日、いまではずいぶん珍しくなったカワジシャをとり上げました。 ところで、どこにでも見られる特定外来植物のオオカワジシャ(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)をどう取り上げているのかと、過去ログを検索しましたが見当たりません。何回も写真を撮っているのに記事にしていないのは、どうやら、希少種のカワジシャをさておいて、オオカワジシャだけをとりあげる気持ちにならなかったようです。...

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カジイチゴ:梶苺(葉は大きくても実はふつう) 

カジイチゴ:梶苺(バラ科キイチゴ属)が、黄色い実をつけています。 本州関東から近畿までの太平洋岸や伊豆諸島など海岸地に生え、または人家の庭にも植栽される落葉低木で、高さ2mほどになります。 和名の梶苺は、葉の形がカジノキに似ていることからきているというのですが、木苺にしては葉が大きいにしても、葉の形や質感は、必ずしもカジノキの葉に似ているとは思えません。...

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