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Channel: 新・むかごの日記
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イヌナズナ:犬薺  (本当に役立たず?)

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花見に行った伊那谷の道端のあちこちに、タネツケバナにまじって、よく似ているが、関西ではあまり見かけない黄色い花をつけた草を見かけました。
案内をいただいた、大阪からIターンして、伊那に住まわれているという自然に詳しい方から、イヌナズナ:犬薺(アブラナ科イヌナズナ属)と教わりました。
アブラナ科の二年草で、茎は直立または根際から分枝し、高さ10〜30センチメートル、全株に星状毛があります。根出葉はナズナのように切れ込まず、へら状楕円形で長さ2〜4?、幅8〜15?、茎葉は長さ1〜3cmで、茎や葉に星状毛が密生します。道路端などに生育する個体では花茎は分岐せず1本立ちとなり、まばらな総状花序に黄色の4弁花をつけます。
果実は三角状のナズナと違い、扁平な線状楕円形になります。
イヌナズナのイヌはナズナに似て食用にならないという意味でしょうが、若苗を食用にし、種子が漢方薬になるという話もあります。
黄花のイヌナズナにたいして、花が白いところから名がついたシロバナイヌナズナがあり、こちらのほうは植物の遺伝子研究などで注目されています。(11年4月22日記事)
黄花のイヌナズナがイヌナズナ属で、シロバナイヌナズナはハタザオ属なので、両者は色の違いだけではなのかもしれません。

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