観察仲間と河川敷公園を歩いていて、帰り際カレーを食べに行こうというので、不審に思いながらついてゆくと、橙黄色の花をつけたつる植物のところへ連れてゆかれました。
どうやら高速道路の壁面などによく這い上がっている植物のようです。
アメリカ中南部原産のノウゼンカズラ科の蔓性低木で、 壁面緑化などの園芸用として栽培されています。茎で巻きつくだけではなく、巻きひげに吸盤を持っているため、巻き付くことができないような壁面にも這い上がることができます。葉は常緑性で対生する三出複葉で、頂小葉は巻きひげに変化しているため、小葉は二枚しかないように見えます。
4〜5月、葉脇に集散花序をつけ、鐘状漏斗形で、花を多数開花します。花色は黄橙色で内側が褐色を帯びます。
花に独特の匂いがあり、日本ではこの匂いと花の色からカレーを連想して、カレーバインとかカレーカズラなどと呼ばれているそうです。
そういわれればカレーの匂いがするようですが、長く嗅いでいたい香りでもなさそうです。モカの匂いがするという人もいるそうですが、これまた本当のモカに怒られそうです。