空き地にたくさんのオランダフウロ:和蘭風露(フウロソウ科フウロソウ属)が咲いていました。
ヨーロロッパ、南北アメリカ、中近東、ヨーロッパ、アジアなどに広く分布する越年生草本です。江戸時代末期の嘉永年間に観賞用に輸入されたといい、今では全国各地の道端や畑の周辺に散発的に見られます。
全体に白毛があり、茎は基部で分岐して横にひろがり、対生する葉は羽状複葉で、小葉は細かく裂けます。春、葉脇に長い花序を出し、直径5?ほどの淡紅色の5弁花を数個散生します。
面白いのは、長さ3〜5cmの嘴状の果実です。さながらヨーロッパなどでよくみられる、林立する尖塔のようです。