ウンヌケ:愛知県森林公園植物園の植物?
名古屋の北東部尾張旭市にある愛知県森林公園植物園へ行ってきました。 森林浴百選にも選ばれている自然林のなかに作られた植物園内には広大な芝生や、沈床花壇などが設けられてゆったりとした散歩を楽しめます。...
View Articleマメナシ:豆梨(豆粒大に立派な梨地)愛知県森林公園植物園の植物?
愛知県森林公園植物園で何本か見かけたマメナシ:豆梨(バラ科ナシ属)が、文字通り豆粒ほどの果実をつけていました。ナシの原種ともいわれ、高さは8〜10 mほどになる落葉高木で、イヌナシの別名があります。 花期は4月、五弁の白い花をつけます。果実は黄褐色で直径1 cm程、ナシ特有の小さな皮目、いわゆる梨地もようがあります。果実には渋みがあり、美味しいものではないそうです。...
View Articleクロミノニシゴリ:黒実の錦織木(愛知県森林公園植物園の植物?)
愛知県森林公園植物園のところどころにクロミノニシゴリ:黒実の錦織木(ハイノキ科ハイノキ属)が黒い実をつけていました。...
View Articleコマツカサススキ:小松毬薄(愛知県森林公園植物園の植物?)
愛知県森林公園植物園の湿地に生えていたコマツカサススキ:小松毬薄(カヤツリグサ科ホタルイ属)です。 日当たりのよい湿地に生える高さ0.8~1.2mの多年草で、マツカサススキのように、10~20個の小穂が球状に集まって花穂をつくりますが、マツカサススキより枝分かれが少なく、花穂の数も茎の先に数個、枝や葉のつけ根に1〜2個と少なくなります。...
View Articleスズカアザミ:鈴鹿薊(愛知県森林公園植物園の植物 5)
愛知県森林公園植物園に咲いていたスズカアザミ:鈴鹿薊(キク科アザミ属)です。 名のとおり東海地方に多く見られるアザミということですが、アザミには変化が多く地方によって異なる新種が生育するので、同定が難しいものの一つですが、これは園のガイドさんに教わったものなので確かなはずです。 静岡県から滋賀県東部の本州(近畿および東海道)に分布し、東海道地方にふつうにあるアザミで、花色は紫、頭花・腋花...
View Articleホソバイラクサ:細葉刺草(鵜殿で絶滅危惧種)
淀川右岸高槻市鵜殿でホソバイラクサ:細葉刺草(イラクサ科イラクサ属)が花をつけていました もともとは山地の林のふちや谷沿いなどに生える多年草で、エゾイラクサに似ていますが、葉はさらに細長く、長さは6~12cm、幅は4cm以下、また葉のつけ根の節には托葉が4個(葉柄1個につき2個)あります。 葉は対生し、ふちに鋸歯が目立ち、茎や葉柄、葉に棘毛がたくさんつきます。 雌雄異株ときに雌雄同種で、8~...
View Articleヌカキビ:糠黍(糠の霞)
淀川右岸鵜殿の葦原の切れ目一面にヌカキビ:糠黍(イネ科キビ属)が生えてました。 小さな穂を糠にたとえてこの名があります。 道端や林のふち、河原などやや湿ったところに生える多年草で高さは30〜120cm、葉の長さ5~30cm、幅5~12mmの線形でややざらつきます。...
View Articleベニバナマメアサガオ:紅花豆朝顔(ホシよりもマメに近い)
淀川右岸鵜殿河川敷を歩くと外来の小型の朝顔があちこちに見られます。 多いのは、白い花のマメアサガオ(07年10月6日記事)、淡紅色で中心部が濃い紅色の花が数個固まって咲くホシアサガオ(07年10月7日記事)、です。 そのなかに、数はすくないですが、花全体が淡紅色なのがありました。ホシアサガオの変わり花かとも思いましたが、ホシアサガオのように数個固まって咲いているわけでもありません。...
View Articleツルマメ:蔓豆(枝豆の先祖?)
淀川右岸鵜殿の河川敷に群生しているツルマメが豆果となっていました。 ツルマメ:蔓豆(マメ科ダイズ属)は、別名ノマメともいわれ、日当たりのよい野原や道端などに生えるつる性の1年草です。学名のsojaは「醤油の」という意味だそうで、ダイズの英語soybean(醤油豆)とも関係がありそうです。 8〜9月、葉の付け根に紅紫色の小さな蝶形花を3〜4個つけます(07年8月28日記事)。...
View Articleヤブマメ:藪豆(毛は継ぎ目にだけ)
9〜10月ごろ、他物に巻きついた蔓の小葉のつけ根に、旗弁は紫色で翼弁と白い竜骨弁の長さ約2cmの蝶形花をつけていたヤブマメ:藪豆(マメ科ヤブマメ属)(06年9月25日記事)が、豆果になっています。...
View Articleヘデラ:西洋木蔦(当たり前だが花も咲く)
常緑で光沢のある大型の葉はで、耐寒性など環境適応力が広くて栽培に手間がかからないため地被植物としてひろく利用されているヘデラ(ウコギ科キヅタ属)は、アイヴィー呼ばれることもあるヨーロッパ、北アフリカ、西アジア原産で、500種もあるという仲間の総称です。...
View Articleフトボメリケンカルカヤ:太穂メリケン刈萱(目下拡大中)
淀川右岸河口付近の河川敷一面に、秋というのに濃い緑のイネ科の植物が群生していました。 そばに、もう枯色になって穂をつけているおなじみのメリケンカルカヤがあります(06年11月2日記事参照)。観察した仲間の中でも、両者はよく似た姿なので、緑色で大きいのは、同じメリケンカルカヤが、栄養の違いかなにかでたまたまよく育ったものではないかとの意見もでていました。...
View Articleシコクママコナ:四国飯子菜(喉が黄色い)
高野山麓極楽橋から不動坂を上り、女人堂近くになったあたりに咲いていたのがシコクママコナ:四国飯子菜(ゴマノハグサ科ママコナ属)です。 ママコナの仲間は半寄生植物の1年草で、紅紫色の花冠は筒状で先は唇形となり、下唇は浅く3裂して内面に黄白の2条の隆起があるので、これを米粒に見立てて飯子菜の名があるといわれますが、別に未熟な種子が米粒に似ているからという説もあります。...
View Articleマルバノ)ヤマホロシ:丸葉の)山保呂之(山では珍しくなった)
きのうの記事と同じ高野山女人堂近くで見た今では珍しくなっているヤマホロシ:山保呂之(ナス科ナス属)です。 本州・四国。九州の丘陵から山地の林縁や野原に生えるつる性の多年草で、よく見かけるヒヨドリジョウゴに近い仲間ですが茎にヒヨドリジョウゴのような毛はありません。 7〜10月、節間の中途に花序をつくり、淡紫色花を下向きに開きます。花冠は深く5裂し、裂片は反り返ります。...
View Articleヤマシグレ:山時雨?(時雨ではなかった?)
<ceter> 高野山女人堂近くで見た、これも今では珍しくなっているヤマシグレ:山時雨?(スイカズラ科ガマズミ属)です。 本州福島県以南、四国、九州の山地~亜高山の林床や林縁にはえる落葉低木で高さは2mほどになります。 対生する葉は長さ5~12cm、幅3〜6cmの長楕円状披針形~卵形で、枝先に集まってつく傾向があります。...
View Articleオオカラスウリ:大烏瓜(大きいわけではないカラスウリ)
高野山不動坂で見かけたカラスウリの仲間です。 崖下の遠いところにあった高木にからみついていたので確かめようがなかったのですが、葉の切れ込み具合などからオオカラスウリ:大烏瓜(ウリ科カラスウリ属)と見立てました。 暖地に生えるつる性の多年草で雌雄異株、葉は心形または腎心形で、掌状に5〜7裂し、表面には密に短剛毛があります。...
View Articleハヤトウリ:隼人瓜(種はひとつ)
奥茨木の農家の背戸にハヤトウリ:隼人瓜(ウリ科ハヤトウリ属)が実をつけていました。 もともとはメキシコ原産でマヤ・アステカの時代から栽培されて食用にされ、熱帯地域では広く栽培されて食用にされた古い歴史を持つ野菜だそうです。 和名のハヤトウリは大正時代にアメリカを経由して鹿児島県で試作されたことから古代日本にこの地に居住した薩摩隼人の名に由来するといいます。...
View Articleタコノアシ:蛸之足(花より果実で知られる)
準絶滅危惧(NT)のタコノアシ::蛸之足(ベンケイソウ科タコノアシ属)が生えているというので、淀川右岸鵜殿の葭原へ見に行ってきました。 湿地や沼、休耕田などに生える多年草で、小さな花がびっしり斜めにひろがり、秋には全体が赤く染まり、特に果実が茹でたタコの足の吸盤のように見えるのでこの名があります。 高さは30〜80cm、葉は互生し長さ3 ~10cmの狭披針形で縁には細かい鋸歯があります。...
View Articleヒオウギ:檜扇(枕詞になった?漆黒の種子)
ヒオウギ:檜扇(アヤメ科ヒオウギ属)の果皮が裂けて黒光りする実が顔を出しています。 別名、烏扇、射干ともいわれ、本州以南、中国、インド北部の山地にも自生する多年草ですが、観賞用として庭でも栽培されています。 草丈60cm〜1mで、広剣状の葉は粉白緑色で2列に互生し、下半分は昔貴婦人が使った檜の扇に似ていることからこの名があります。...
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