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Channel: 新・むかごの日記
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ザイフリボク:采振り木(美しい冬芽)

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寒かった今年の冬、ようやく春の気配が漂ってきました。
この時季いつも口ずさみたくなるのが童謡「どこかで春が」(百田宗治詩、草川 曲)です。
? どこかで「春」が生まれてる
どこかで水が流れ出す
? どこかで雲雀が啼いている 
どこかで芽の出る音がする
? 山の三月東風吹いて
どこかで「春」が生まれてる
特に第2節の“どこかで芽のでる音がする”は詩人の繊細で鋭い感性がほとばしって鮮烈です。
美しいといわれるザイフリボク:采振り木(バラ科ザイフリボク属)の冬芽も膨らんで、今にも音をたてて開きそうです。
芽鱗は赤色~紅褐色で美しいつやがあり、少し開きかけた芽鱗のふちから、白い毛が伸びています。
ソメイヨシノより2週間ほど遅れて咲くザイフリボク(06年4月27日記事)は、本州宮城県以南、四国、九州の山地に生える落葉小高木で、互生する葉は、長さ4~9cmの楕円形、若葉の裏面に白い綿毛が密生しますが後に無毛になります。
花が美しいので庭木としてもよく植えられます。春、前年の枝の節から白い線形5弁の花を総状花序につけます。

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