道端の石垣にびっしりとまつわりついたオオイタビ(クワ科イチジク属)のところどころにイチジク状の雄の花嚢が熟れたように紫色になっていました。
イタビカズラ(11年11月1日記事)と同じように気根を出して岩や木にはいのぼります。葉はイタビカズラより幅が広く、楕円形で先はあまりとがりません。
雌雄異株で、イヌビワ(6年2月22日記事) などとも同じように特定のコバチと絶対的共生関係をむすびます。雌花嚢と雄花嚢は外観が異なりますが働きは異なり、雌花嚢には小さな雌花がびっしりとつき、コバチが運んでくる雄の花粉によって受粉、種子を作り、秋には熟して鳥に食べられるなどで種子散布をします。一方雄の花嚢には雄花のほかに退化した雌花があり、コバチの幼虫が冬越し、繁殖する場になります。(上の黄色いのが雄花、下の赤いのは退化した雌花)
イタビカズラに比べて花嚢が大きいことからオオイタビの名がついたと思われますが、今の時季残っているのは紫色になっているものの、すべて雄花嚢であり食べられません。
イタビカズラ(11年11月1日記事)と同じように気根を出して岩や木にはいのぼります。葉はイタビカズラより幅が広く、楕円形で先はあまりとがりません。
雌雄異株で、イヌビワ(6年2月22日記事) などとも同じように特定のコバチと絶対的共生関係をむすびます。雌花嚢と雄花嚢は外観が異なりますが働きは異なり、雌花嚢には小さな雌花がびっしりとつき、コバチが運んでくる雄の花粉によって受粉、種子を作り、秋には熟して鳥に食べられるなどで種子散布をします。一方雄の花嚢には雄花のほかに退化した雌花があり、コバチの幼虫が冬越し、繁殖する場になります。(上の黄色いのが雄花、下の赤いのは退化した雌花)
イタビカズラに比べて花嚢が大きいことからオオイタビの名がついたと思われますが、今の時季残っているのは紫色になっているものの、すべて雄花嚢であり食べられません。