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Channel: 新・むかごの日記
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ヨコグラノキ:横倉の木(あちこちにあった)

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観察の仲間でヨコグラノキ:横倉の木(クロウメモドキ科ヨコグラノキ属)というと、よく“ああ武田尾にあるあの木でしょう”という反応が返ってきます。
確かにJR武田尾駅の周辺の道端に4本ほどあって、なぜかそれぞれにプラスチックの名札がかかっています。木そのものは何の変哲もない落葉小高木で、花も小さく地味で目立ちません。あえていうとクロウメモドキ科の特徴である葉が2枚ずつ互生するコクサギ型葉序であるということくらいです。
この木が話題になる理由として考えられるは、山地の林内や砂礫地にまれに生える珍しい木であることと、ヨコグラノキという、聞いただけでは意味が分からない変な響きの名前のせいのようです。
その和名は、高知県横倉山で最初に採集され、この山の特産と思われて牧野富太郎博士によってつけられたそうですが、そののちこの木は各地で見つかりました。宮城県白石市には天然記念物に指定されている「ヨコグラノキ北限地帯」があります。

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