夏、羽状複葉の葉の上に白い花をつけていたカラスザンショウ:烏山椒(ミカン科サンショウ属)(10年8月2日記事)が実をつけています。
少し遠いのでよく分かりませんが、果実は3個の分果に分かれ、熟すと赤い果皮が裂けて黒光りする種子が露出します。
和名はこの種子をカラスが食べることからきたともいわれ、鳥によって散布された種子はよく発芽し、裸地のパイオニアプラントになっています。
果皮ごとまとまって落ちた種子を玄関に置いておくと天然の芳香剤になります。
枝には鋭い棘があり、大木になっても樹皮にいぼ状の棘が残ることでも知られています。