7月5日戸隠高原を歩きました。前日の栂池自然園が2000m近いであったのに対して、戸隠は1000m程度と低く、一日でずいぶん季節が進んだような感じになりました。
道端にクリンユキフデ:九輪雪筆(タデ科タデ属)が咲いています。
本州、四国などの深山の下に生える多年草で、高さ20~35cmで、分枝せず、茎葉は互生し短柄、上部で無柄となり茎を抱きます。
花は初夏、花穂は葉脇につき、花弁はなく花冠状の白い萼で、萼は深く5裂し長さは2~3?です。
葉が層をなすので九輪、白い花穂を雪筆とみてこの和名があるとされています。地味な花のこの草は少々名前負けの感があります。