久し振りの陽気に誘われて、散歩のあしを少しのばして歩いていると、道端の畑の片隅に棘っぽい花殻のような枯草を見かけました。いつぞや同じ場所で花時にこのような植物を見たことがあると思いだし、(’08年7月25日記事)畑仕事をしている婦人にたずねると、思ったとおりゴボウ:牛蒡(キク科ゴボウ属)ですとの返事が返ってきました。なんでも収穫時に残った株を畑の片隅に植えたのが毎年芽をだし花をつけるということでした。ふつうゴボウは長い根を伸ばすために、高い畝をつくって栽培するのですが、たまたま残り株を平地に植えたため掘ることもできず、そのまま何年も残ったのでしょう。
手に取って割ってみると、中にはたくさん種が詰まっていました。冠毛で飛んでゆくでもなく、刺で引っかかるでもなくて、この時季まで枯れた茎にくっついていて、どういう風に種子散布をするつもりかと少し気になりましたが、たぶん完全に野菜化したゴボウには自力で種子散布をする必要がないということかと勝手に解釈しました。
手に取って割ってみると、中にはたくさん種が詰まっていました。冠毛で飛んでゆくでもなく、刺で引っかかるでもなくて、この時季まで枯れた茎にくっついていて、どういう風に種子散布をするつもりかと少し気になりましたが、たぶん完全に野菜化したゴボウには自力で種子散布をする必要がないということかと勝手に解釈しました。