高槻北部の神峰山自然園の入り口に、オオミムラサキコケモモ:大実紫苔桃(キキョウ科プラティア属)が名前の通りの紫色の果実をつけていました。
熱帯アジアの原産で、常緑の匍匐性多年草で7〜10月淡紫色のミゾカクシに似た花をつけます。
パープルクランベリーの別名がありますが、クランベリーは果実が菓子やジャム、クランベリージュースなどの原料となるツツジ科スノキ属ツルコケモモ亜属に属する常緑低木のことで、本種とは全く異なります。名前にコケモモやベリーの名がついていても、形だけのことでオオミムラサキコケモモの果実は食べられません。
園芸用の外来種であるオオミムラサキコケモモが、何年も前から自然園に生えているのは少し不思議です。