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Channel: 新・むかごの日記
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ミヤマママコナ:深山飯子菜とミヤマコゴメグサ:深山小米草(晩夏の花と実・八方尾根12)

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八方尾根にミヤマママコナ:深山継子菜(ゴマノハグサ科ママコナ属)とミヤマコゴメグサ:深山小米草(ゴマノハグサ科コゴメグサ属)が混じって咲いていました。
ママコナの仲間は半寄生植物の1年草で、紅紫色の花冠は筒状で先は唇形となり、下唇は浅く3裂して内面に黄白の2条の隆起があるので、これを米粒に見立てて飯子菜の名があるといわれますが、別に未熟な種子が米粒に似ているからという説もあります。本州の山地帯〜高山帯と北海道西南部に分布し、苞に鋸歯がないところが、他地方のママコナと異なるといいますが、見た目での区別は難しいようです。

同じところに咲いていたミヤマコゴメグサは本州東北地方~近畿地方(日本海側)の山地帯~高山帯に
生える小形の1年草で、花は上部の葉脇に1個ずつつき、花冠は唇形で白に紫色の筋があります。上唇は長さ約8mm、下唇は長さ約1cmで3中裂し、中裂片に黄色の斑点と軟毛があります。
コゴメグサは小米草と書き、小さい白い花を小米に見立てたものです。亜高山帯~高山帯のものはすべて萼が鐘形のミヤマコゴメグサ群ですが、多くの変種があり学者によって異なる和名系図があるそうですが素人の手には負えないはなしです。

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