7月初めの栂池自然園の遊歩道で、真っ赤な花で目立っていたのはベニバナイチゴ:紅花苺(バラ科キイチゴ属)が、赤い実をつけていました。http://blog.goo.ne.jp/suiyoukaji/d/20120715
中部山岳地方北部の、雪の多い日本海側の亜高山帯~高山帯の林縁や沢沿いに生える落葉低木で、よく分枝して高さ約1mになります。
葉はふつう3出複葉で、頂小葉が最も大きく広卵形で先は尖ります。
6~7月、枝先に濃紅色で長さ1.5~2cmの花を1個下向きにつけます。花弁は完全には開きません。
夏赤く熟した果実は直径約3?の集合果で食べられますが、葉影に下向きに成っているためかトレッカーに食べられることもなくあちこちに残っていました。失敬して口に含むと少々大きい種が気になりました。(8月31日撮影)