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Channel: 新・むかごの日記
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ヒロハツリバナ:広葉吊花(晩夏の花と実・栂池自然園4)

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7月初め戸隠森林公園で見かけたヒロハツリバナ:広葉吊花(ニシキギ科ニシキギ属)(7月28日記事)http://blog.goo.ne.jp/suiyoukaji/d/20120728 が、栂池で実をつけているのに出会いました。
日本海要素といわれる矮性化した常緑樹の例としてヒメアオキやエゾユズリハがありますが、逆に落葉植物の葉の大型化・広葉化も日本海要素とされていて、オオバクロモジやこのヒロハツリバナなどが大型化の日本海要素の例です。日本海側気候では、雪解け水で土壌水分が多く光合成に必要な水分が豊富なため葉が大型化したものとされています。
ヒロハツリバナは、やや標高の高い山地の樹林内に生える高さが3〜6mになる小高木で、対生する葉は長さ3〜12cm、幅2〜7cmの倒卵状楕円形ふちに細かくて鈍い鋸歯があります。
6〜7月、葉脇から集散花序を下垂、黄緑色の小花を3〜20個つけます。
ヒロハツリバナの果実の面白いところは、横に張り出した4個の翼があることで、赤く熟すと黄赤色の仮種皮に包まれた種子が顏をだすことはツリバナと同じですが、ツリバナが5裂するのに対して、ヒロハツリバナは4裂することです。(8月31日撮影)



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