なかなか適当なブログ材も見つからない冬枯れの戸外で見つかったのがシロヤマブキ:白山吹(バラ科シロヤマブキ属)の黒い実でした。
白い花が咲く山吹という意味ですが、ヤマブキとは同じバラ科でも属が異なります。花や葉の感じは似てなくはありませんが、葉が対生、花弁や萼片が4個で、ヤマブキの互生、各5個とは容易に区別できます。バラ科の基本数は5なので、バラ科の中では少し異端です。秋に熟す果実(そう果)も一つの花に4個ずつ集まってつきます。
この黒く光る果実はいつまでも枝に残るので、初夏白い花と黒い実が同時見られて、よく生け花の花材になります。(05年4月25日記事)石灰岩地に限定されるので自生のシロヤマブキを目にすることは珍しいようですが、庭ではこぼれ種で自然に増えることがあります。