美しく紅葉して山野を彩っていたヌルデ:白膠木(ウルシ科ウルシ属)も落葉して、あとに房状の干からびたような果実が残っています。
よく見ると果実に白い粉状のものがにじみ出ています。
この白粉をかぶった核果を舐めると酸味のある塩味がします。その成分はリンゴ酸カルシウムとのことで、吸収されやすいカルシウムとして、食品添加物などとして利用されているものと同じだそうです。
シオノキの別名のように、昔の人や戦時中など物資不足のおりには塩の代用に使ったというのですが、塩分が含まれていないので代用になったのかどうか疑問です。
もともと幹を傷つけて出る白色の樹液を器具に塗ったことからヌルデの名がついたとされ、ヌルデシロアブラムシが寄生してできる虫こぶの五倍子(フシ)はタンニンの含有率が高く薬用や染料に用いられかつては鉄漿にも使われ、また吸水しにくい材は器具や護摩木に、樹皮は染料に、果実は蝋の原料にと今では忘れられていますが昔は結構有用な木だったようです。
よく見ると果実に白い粉状のものがにじみ出ています。
この白粉をかぶった核果を舐めると酸味のある塩味がします。その成分はリンゴ酸カルシウムとのことで、吸収されやすいカルシウムとして、食品添加物などとして利用されているものと同じだそうです。
シオノキの別名のように、昔の人や戦時中など物資不足のおりには塩の代用に使ったというのですが、塩分が含まれていないので代用になったのかどうか疑問です。
もともと幹を傷つけて出る白色の樹液を器具に塗ったことからヌルデの名がついたとされ、ヌルデシロアブラムシが寄生してできる虫こぶの五倍子(フシ)はタンニンの含有率が高く薬用や染料に用いられかつては鉄漿にも使われ、また吸水しにくい材は器具や護摩木に、樹皮は染料に、果実は蝋の原料にと今では忘れられていますが昔は結構有用な木だったようです。