雄花
雌花
近くの公園に数本のヤマモモ:山桃・楊梅(ヤマモモ科ヤマモモ属)があり、初夏半数ほどの雌株に赤い実が枝いっぱいにつきます。誰が見ることもなくいたずらに地面に落ちて、通る人の迷惑になるばかりです。どうせ落ちるならと思って、雨で洗われた日に摘み取って果実酒にしたりしています。
もともと暖地の常緑林内に生える常緑高木で、庭木、公園、街路樹などにもよく使われています。
雌雄別株で、いま雄木は長さ2~3.5cmの黄赤色の花穂を出して、遠くからでもよく見えますが、雌木の花はよほど近づかないと見えません。雌花序の長さは約1cmで花被はなく花柱は赤色で1個、2裂し花の外に突き出ます。近づいてよく見てちゃんと雌花が咲いていることを確かめ、当たり前のことながらちょっぴり安心した気になりました。