クロマメノキ:黒豆の木(ツツジ科属)が、名のとおり黒い実をつけています。
北海道と本州中部地方以北の亜高山帯〜高山帯の高層湿原、砂礫地、樹林の林縁などに生える落葉低木で、高さは30〜80cm、幹は太いものは直径2cmにもなり、よく分枝します。
花は初夏、白色または淡紅色で、花冠の長さ約1cm、幅7~8mmの筒状壺形で、前年枝の先に数個つきます。
液果は直径約1cmの球形または楕円形で、先端に萼片が残ります。熟すと藍黒色になって白い粉をかぶります。
甘酸っぱく生で食べるほかジャムや果実酒などにも利用されます。
美味しそうなこの実、思わず口にしたくなりましたが、自然を愛する身、ぐっと辛抱しました。