ツルコケモモ:蔓苔桃(ツツジ科ツルコケモモ属)の果実が色づき始めていました。
亜高山〜高山の湿原に生える常緑小低木で、茎は針金のように細く、ミズゴケのなかをはって分枝します。高さは5~20cm、葉は互生し、長さ1cmの楕円形です。7~8月枝先に淡紅色の花をつけます。長さ1cmほどの花は開くと4個の花弁がクルリとそり返り、ごく小さいカタクリの花のようになります。
秋に赤く熟す果実は全体の姿のわりには大きく直径約1cmの球形になります。
液果は生食のほか、ジャム、シロップ、酒、菓子などに利用されます。